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翻訳家・岸本佐知子さん推薦!
「脱線の達人・友田さんは、ますます自由に、ますますのびやかに思考をさまよわせ、筆を散歩させる。
そこからしか得られない豊かな養分が、この本には満ち満ちている。」
コロナ渦中の町を歩き、近所で見かけた看板の言葉をきっかけに本当の言葉探しをはじめた「私」は、弘法大師と高野山から、『オズの魔法使い』、松任谷由実のドキュメンタリー番組、『西遊記』など、何かを求める旅の物語に思いを馳せるうちに、半導体エンジニアの職へと導かれた出会いの記憶へと至って……。訪ねた土地で過去の出来事や読んだ小説の断片の記憶を芋づる式に蘇らせていく至福。
全4章、約5万字の文章と18枚のカラー写真、画家・いちろうの挿画で構成。
「これは?」
「お玉です!」
それはわかる。しかし、今なぜここでお玉なのか。(本文より)
【特典エッセイペーパー付】
【サインご希望の場合】備考欄に「サイン希望」とご記入ください。ご希望のお宛名も記載いただければ、為書きいたします。
◉目次
第1章 半径1km圏内の言葉
第2章 弘法大師のご利益か
第3章 繰り返しの効能
第4章 先人は遅れてくる
◉試し読み
https://hanmoto9.tameshiyo.me/9784991074363
◉書誌情報
新書判144頁カラー、並製本(カバー・帯付き)
定価 1,700円+税
ISBN 978-4-9910743-6-3 C0295
発行日:2024年3月15日
発行者:代わりに読む人
著者:友田とん
装画・挿画:いちろう
装幀:千葉美穂
編集協力:松井祐輔
校正:北村さわこ
◉著者略歴
友田とん(ともだ・とん) 作家・編集者。ひとり出版社・代わりに読む人代表。著書に『ナンセンスな問い』、『『百年の孤独』を代わりに読む』ほか。文芸雑誌『代わりに読む人』編集発行人。柏書房のWEBマガジンにて「地下鉄にも雨は降る」を連載中。敬愛する作家はガルシア=マルケスと後藤明生。